髪を磨く
髪磨きには決まった工程がありません。
お客様お一人お一人の髪の状況を見極め、何が必要なのか、どこまで髪が耐えられるのかを見極めながら処方していきます。
髪を磨くという事
まず初めに、髪磨きは髪に多少の負担をかける事をお伝えします。
100%負担をかけずに髪のケアをする事は不可能です。

ここで重要な事、髪磨きとは
負担をかける=髪を痛める
 ではありません。
包丁も切れ味が悪くなると研ぎますよね。研ぐという事は金属を削ること。
金属を削るという事は、多少包丁が細くなったり薄くなったりします。
研ぎ職人たちは金属にかける負担を最小にしながら刃を鋭利に蘇らせます。
ですが、刃こぼれの有無などによって時には大きく削る場合もあると思います。
髪磨きも同様で、磨く工程では髪にも必要最小限の負担をかけます。
また、お客様お一人お一人の髪の状況によっては負担のかけるアプローチは違います。
しかし、同時にかけた負担をしっかりと見極め、ケアしながら刃物が鋭く研ぎ澄まされていくように、美しい髪に研ぎ磨きあげます。
▼髪磨き工程の一例▼(神戸市在住20代女性のH・A様)
カウンセリング&ヒアリング&毛髪診断
髪磨きを行うにあたりお客様がどのようなヘアスタイルをお望みか、どのような髪になりたいのか等、お悩みも含めしっかりとヒアリングしながら方向性を決めていきます。
マイクロバブリング洗浄
毛穴よりも小さいマイクロバブルシャワーを使い、髪や毛穴についた汚れを優しく洗浄。
髪磨きを行う前にまず素髪に戻す大切な工程です。
毛髪に栄養分を届ける土台作り
まずはシャンプールームにて全ての髪磨きの土台づくり。
毛髪の有効成分を高濃度・高配合の特別なシャンプーでプレ処理をすることでその後のケア剤の浸透力が向上します。
イオン結合促進剤をさらに注入
毛髪の状態に応じて、CMC(細胞膜複合体)やPPT、アミノ酸等を補います。
ヘアデザインやお悩みに合わせてダイレクトに有効成分をアプローチ出来るよう配合成分を考えます。
トリートメント塗布
セット面にて毛髪の状態や目的に合わせて決めた栄養分をたっぷり含んだケア剤を塗布。

根元から毛先まで余すことなく揉み込みながらしっかり馴染ませていきます。
ナノスチームを用いてさらに深層内部へ
ナノ分子まで小さくした微粒子状の水分子スチームで有効成分をしっかり加湿&深層内部まで届けます。
さらに水分として毛髪内にも留まりますので潤いが格段に向上させます。
有効成分をイオンコンプレックス
毛髪内部でしっかりイオンコンプレックスした有効成分は定着力が違います。
毛髪のハリコシの向上やケミカルダメージなどで失われてしまったSS結合を再結合させます。
インナーPPTとアウターPPTを補給
低分子PPT&アミノ酸を配合した栄養分を補給することで毛髪内定着効果も向上します。
皮膜形成効果もありますので、ここまで補給した栄養分も逃しません。
毛髪アウターに栄養分をアプローチ
しっかり内部充填させた毛髪に対して質感の最終調整。
毛髪の状態に合わせてコーティング剤や毛髪の内部をしっかり架橋する酸剤などをセレクトします。
質感のコントロール〜ドライ
毛髪の状況に合わせてAujuaのリーブインor抗酸化作用の高いオーガニックオイル&シリコーン油のハイブリッドオイルを馴染ませてドライします。
ストレートアイロン仕上げ
毛髪内部のに充填させた栄養分をより強固な結合へ導く。
アイロンの高熱により結合水を増やすことで潤いと強度を上げ毛髪をしっかり保護します。
仕上げ
毛髪内部の強固な結合、必須栄養素の補給、結合水の増加、アウターコンプレックス。
全ての工程に意味を持たせ、髪磨きをします。
従来のサロンケアに比べて圧倒的な質感、持続性をご体感ください。
上記工程は一例です。お客様お一人お一人にとって最適な仕上がりをご提案いたします。